社民党機関誌「月刊社会民主1997年7月号」では、「20年前に少女が行方不明になったことは事実だが、それが北朝鮮によるものというのは何一つ根拠がなく、元工作員の矛盾だらけの又聞き証言やその他の意味付けがされて生まれたのが実態であり、日本政府が食糧支援をさせないために最近になって創作された事件である」という記載がされている。2001年、日本人拉致事件が明るみに出て以降も拉致事件を「荒唐無稽」「新しく創作された事件」と記述した論文を同党のホームページに掲載し続けた。
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2002年9月17日の日朝首脳会談以降、「これまで朝鮮労働党は、社民党が参加してきた森団長、村山団長の二度にわたる訪朝団との会談で『拉致は存在しない』『行方不明者として調査する』と対応してきた。社民党も同会議の席上、拉致・行方不明者の生存確認の追究を厳しく求めてきた。」[15]との立場を取りつつも、上記論文について、2002年10月3日の常任幹事会後の記者会見で、保坂展人総合企画室長(当時)は、「党の見解と同一かを確認したことはないが、なるべく早い時期に見解を出したい」と述べ、当面は掲載を続ける考えを示していた。[16]しかし、既に当該論文の内容や社民党における取り扱いなどがマスコミ等によって周知されており、この党の対応に対しては党の支持者からも抗議が殺到、保坂展人総合企画室長(当時)は「論文が拉致がなかったという内容で、家族の気持ちを思うと不適当だと判断した。今日、執筆者と連絡がとれ、削ってもいいという了解をもらった」[17]として、わずか1日で前言撤回と論文の削除に追い込まれた。